DocX を使ってみる - 4 - ひっそりと生きるプログラマのブログ

これまた、先日に続きです。
Excelは色々とライブラリがあるのですが、
Wordはあまりないのでこういったライブラリは重宝します。

今回の"段落"や"文字"および、装飾の仕方についてです。

段落

段落を新たに追加する場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
}

文字

段落に対し文字を追加する場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("文字");
}

こうする事、同一の段落内で、フォントの変更といった事から、
ハイパーリンクの定義などが可能となります。

※また、蛇足ですが、Paragraph型を返すので、書き方を把握するとすっきりとかけます。

以降は、文字に対しての装飾する例です。

斜体

文字を斜体にしたい場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("斜体").Italic();
}

太字

文字を太字にしたい場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("太字").Bold();
}

フォントサイズ

文字のフォントサイズを変更したい場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("フォント サイズ").FontSize(32D);
}

フォントカラー

文字の色を変更したい場合は、以下のような実装となります。
※あくまで、"文字"のみの色を変更します。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("フォント 色").Color(Color.Red);
}

下線の種類

文字の下線を変更したい場合は、以下のような実装となります。
列挙型となっており、本例だと、ドットにしています。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("下線の種類").UnderlineStyle(UnderlineStyle.dotted);
}

また、定義された下線をなくしたい場合は none を設定するようです。

下線の色

文字の下線の色を変更したい場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("下線の色").UnderlineColor(Color.Magenta);
}

また、下線の種類や色を変更する場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("下線の設定").UnderlineColor(Color.Magenta).UnderlineStyle(UnderlineStyle.dotted);
}

ハイライト

ハイライトする場合は、以下のような実装となります。
ハイライトする場合は、Colorではなく、Highlight型なので注意が必要ですね。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("ハイライト").Highlight(Highlight.darkRed);
}

取り消し線/二重線

取り消し線や二重線を文字に引く場合は、以下のような実装となります。

private static void ParagraphSample(DocX document)
{
    var paragraph = document.InsertParagraph();
    paragraph.Append("取り消し線").StrikeThrough(StrikeThrough.strike);
    paragraph.Append("二重線").StrikeThrough(StrikeThrough.doubleStrike);
}

段落

文字

斜体

太字

フォント サイズ

フォント カラー